Sperry x Pangaea Exploration

スペリー×パンゲア・エクスプロレーション

私たちは、海に存在するものすべてに情熱を持って関わるという点で私たちと同じ考え持つ「Pangaea Exploration(パンゲア・エクスプロレーション)」の海洋保全・海洋研究のクルーたちとパートナーを組んでいます。

「パンゲア・エクスプロレーション」は、冒険を通して海洋生物の健康をより強化すること、いわば、Sperryの思想と同じく人びとと海を繋ぐことを目的としています。

我々は彼らについて知るために「パンゲア・エクスプロレーション」の設立者のエミリー・ペンとコンタクトを取り、彼女がパンゲア・エクスプロレーションとどのように関わってきたのかを教えてもらいました。

海洋学者であり船乗りであると同時にアーティストのエミリー・ペンは、ケンブリッジ大学で建築学の学位を取得しているほか、史上最年少かつ女性で唯一の「Yachtmaster of the Year」の受賞者としても知られています。エミリーは現在、海の調査・探索と「パンゲア・エクスプロレーション」主催のグループ旅行のプロデュースに力を注いでいるそうです。

——これまでパンゲア・エクスプロレーションと関わってきたと思いますが、それは昔からの夢だったのか、日々の中で偶然発見したものだったのか、教えていただけますか?
「子どもの頃から海や自然界に強い興味はあったけど、パンゲア大陸を意識したのは21歳のときね。当時、『アースレース』というバイオディーゼル燃料を動力とするパワーボートに乗る機会があって、太平洋の真ん中でボートに乗って寝ている時に、ゴツンという音で目を覚ましたの。デッキに登って水中をまじまじと見ると、プラスチックのゴミがそこら中に浮かんでいて……あの瞬間、はじめて人類が惑星に及ぼしている影響を理解してすべての考えが変わったわ。パンゲア・エクスプロレーションは重大な海洋変化に対する理解を深めて、自然界が抱える課題にもっと目を向けてもらうことを目的として設立されたの」

——活動をスタートして以来、プログラムとカリキュラムはどのように変化していきましたか?
「活動初期は、データを収集し政策と教育について練って論文を書いたり、おもに科学研究にフォーカスしていたわ。その中でゆっくりと変化していった感じね。活動を続けていくにあたり、私たちは海が人々を引き寄せる驚くべき力を感じるようになっていったの。イルカの群れとの出会いや終わりなき夕日の風景…それらは人生を変える新しいコミニュケーションのようなものだと思う。パンゲア・エクスプロレーションは今後数年間、個人の冒険の手助けを続けていきたいと考えているわ」

——パンゲア・エクスプロレーションの冒険に集まる人びとは、どんなタイプの人が多いのでしょうか?
「パンゲア・エクスプロレーションの航海では、“典型的”なクルーというのは誰ひとりとしていないわ。科学者もいればフィルムメーカーだっているし、教育者、アーティスト、政策立案者、プロダクト・デザイナー…あらゆる個性的な人びとが関わっているの。もし彼らをひとつに結びつけるものがあるとすれば、それは強い冒険心と変化を恐れない情熱でしょうね」

——あなたが今まで経験してきた中で、もっともやり甲斐のあった旅は?
「生まれてはじめて女性クルーだけで航海に挑戦した、2014年の『Atlantic Expedition』は私にとって思い出深い体験。サンプル採取場に立ち寄るために団結して、5日間自分たちのやり方でやり抜いたの。クルーの決断力と精神力は信じられほど素晴らしくて、それは旅の最後まで一秒たりとも途切れることがなかったわ」

——最後に、2017年でもっとも楽しみにしている冒険は?
「アイルランドでのクジラの探索が楽しみでしょうがない! 以前訪れたときと違って、ただのホエールウォッチングではないし、一度経験があるおかげでクジラの大群が水面に躍り出るときの迫力が決して忘れられない光景だってことを、私は知っているもの!」


2017年6月5日

ADVENTURES OF THE CREW

クルー達の冒険